エフェクター、アンプ、歪み、嗚呼、分からない!
私がギターを始めた今から40年以上前にも勿論マーシャルやプギーやVOX等のアンプは有りましたが、一般のアマチュアにはなかなか買えるものではありませんでした。ましてや楽器屋にもそんなのは無かったように記憶しています。手が届くのはグヤトーン、テスコ、くらいで、少し経ってからローランドからも出ましたね。
そのいずれもリッチーやペイジの音がしないのです。つまり歪まないのです。私はグヤトーンの小さな20wのアンプを買い、あの方達との音の違いに悩んでいました。暫くして、ファズというエフェクター(当時はアタッチメントと呼んでいましたよ〜)の存在に気がつき、なんとか手に入れて、ジャーンと弾いてみると!
オー!似てる!あの音に似てる!それからギンギンにパープルやツェッペリンを弾きまくっていました。しかし、何かが違うと感じてきたのです。聞き比べると迫力はあるのですが質感が違うのです。悩んでいると、ディストーションの存在に気がつきました。そこで上記の写真のグヤトーンのzoomというアタッチメント(笑)を買い、ジャーンと弾いてみると、オー!同じだ!(今考えると違いますが)アンプとディストーションのツマミをうまく調整すれば、かなりあの音に似せる事が出来たのです。 時が経ち、本物のマーシャルの音が知りたく経済力も付き、JCM900を手に入れ、ジャーン!と弾くと、ああこれが本物かとやっと悟ったのです。しかし、色々やっているうちに歪まないアンプにBOSSのオーバードライブも味があるし、歪むアンプを少しだけ歪ませてチューブスクリーマーでブルージーな音もオツなものだし、アンプのプリアンプをスルーしてマルチエフェクターのプリアンプを使いアンプのリターンに入れるローランドのJCの音もこれまた格別な音だし、何が良いやらお金の無駄遣いが止まりません。 結局現在は歪み系のエフェクターは一切使用せず、CARVINのV3というヘッドアンプをマーシャルのキャビネットに入れてクリーンから歪みまでの3チャンネルでライブしてます。 多分2、3年したらマルチエフェクターに変わっているかもしれません。 嗚呼、金の無駄遣い! でもやめられないのです。 誰か止めて〜